就職活動の準備として、インターンシップに行ってみた。
以前に長期インターンに応募したが面接で落とされてしまったため、1dayのインターンシップに行った。
商社系の企業であり、以前から興味もあったので往復バスで12時間かけて東京まで出向いた。
そこで私が感じたインターンシップについての考えをいいたい。
1dayのインターンということで時間は3時間程度だった。
場所は本社などではなく予約すれば自由に使えるビルの会議室のようなところだ。
入るとまず名前を言って受付を済ませる。するといくつかイスが円形においてあり、グループのようなものが6つほど出来上がっていた。
あなたはこちらですと言われ、ある1グループのイスに座らされた。
各グループに社員の方一人がつくといったスタイルだった。
あとから分かったが、この6つのグループはそれぞれ部署が違っていて、それぞれの部署の事業内容の理解をグループのみんなで深めようといったものだった。
グループの中でさらに2つの班に分けてグループディスカッションのようなものを行い、最後に発表する活動を行った。
初めて会う他校の学生たちと話し合い自分たちの意見をまとめるといったよくあるやつだ。
一つの部署ごとにだいたい50分程度使い、計3つの部署を回れた。
それぞれどんな事業内容なのかはそれなりに知ることができた。しかし、疑問なのはグループディスカッションをする意味があったのだろうか、という部分である。
私たちは当然部署ごとの事業について専門的に詳しくない。そんな人たちが集まって話し合い、発表をして、社員の方からフィードバックをもらうのだが、内容はまるで不毛だったと感じる。
社員の方も私たちの発表へのフィードバックは当たり障りのない事しかいわず意味をなさない。それはそうだ。私もインターン担当社員になって何も知識のない学生の発表にフィードバックをしろなんて言われたら当たり障りのないことしか言えないだろう。
最後はアンケートを記入して終了。
それがバスで12時間かけた1dayインターンシップだった。
前々から短期のインターンは意味がない。長期じゃないと。
というような話はきいていた。しかし実際に体験してみないと分からないと思っていってみたが、噂の通り不毛なものだった。
個人的には、合同企業説明会などに足を運んだ方が、効率的に多くの企業について知れるためお勧めだ。
インターンに行った方が就活で有利なんて言葉もよく聞くが、そういう場合もそうでない場居もある、当然だが。そんな一縷の望みにかけて時間を浪費するのは博打と変わらない。
所詮はインターンだ。一社もインターンに行かずに内定をもらう人もいれば、いくつもインターンに行ったが内定がもらえず就活が終わらない人もいる。
人それぞれ、そして企業それぞれで考え方は違うが、個人的にもうインターンはいかないだろう。
しかし、合説にはこの先も足を運ぼうとは思っている。
1dayのインターンシップは噂通り内容の寂しいものであった。
就活前の大事な時間をどう使うかは各々次第である。
しかし、インターンに行くという選択肢は、時として貴重な時間を無駄にすることになるかもしれない。
3月の就活解禁まで残り1か月ほどとなった。
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