ドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天モバイルへ5G電波割り当て

2019年4月10日、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天モバイルの4社が次世代通信規格「5G」に必要な電波の割り当てを受けた。

5Gのサービスは2020年春から始動される。

 

 

次世代通信規格「5G」は現在の回線より100倍速い通信速度を誇る。

あらゆるモノがネットにつながるIOT社会の基盤ともなる。

大手3社(楽天モバイルをいれて4社)の中でも、NTTドコモとKDDIの2社は5年以内に全国4500区画の9割超に基地局を置く予定だ。

 

 

ー5Gでは何ができるようになるかー

・5Gでは2時間の映画を3秒でダウンロードできるなど、スマートフォンでの動画の送受信が容易になる

・多くの機器を同時に接続でき、通信の遅れが少ない

・自動運転や小型無人機(ドローン)の制御

・遠隔医療

などができるようになると期待されている。

 

 

 

5Gの通信サービスには総務省が割り当てる電波が必要である。

10日に開かれた電波監理審議会で、申請のあった4社全てに割り当てを決めた。枠は10枠あり、ドコモ・KDDIに2枠、ソフトバンクと楽天モバイルに1枠ずる割り当てた。

機器間通信などに向く残りの4枠はそれぞれ1社ずつに割り当てる。

 

 

今回割り当てた電波を使うための投資額は2024年度までに1・6兆円余りとなる。

4Gに使ってきた電波を転用させる費用を合わせると約3兆円になる見通し。

 

 

 

 

金はかかるが、5Gには次世代を担っていく大切な役割がある。現在期待されている自動運転や遠隔治療は地方に住む人たちのスマートライフ化を進める上、人手不足にも対応できる。

IOTが進めば世界は新たな進化を遂げるだろう。

日本は課題先進国である。

5Gをサービスを最大限に活かし、積み重なる課題に対処していかなければならない。少子高齢化は特に大きな問題である。

AIに仕事を奪われるという懸念もあるが、少子高齢化の実態をみればそんな悠長なことは言っていられない。AIに活躍してもらわねば人手不足で経済はまわらなくなるかもしれない。また、お年寄りが増え医師不足は今以上に深刻になる。ここは遠隔治療やAIによる手術の導入が待たれる。

サービス開始前にこのような未来になるとの予測がでているが、もちろんこの通りの世の中にはならないだろう。今はまだ考えられていないサービスによって世の中は大きく変わるだろうし、逆に予想通りにいかず頓挫する計画ももちろんあるだろう。

 

 

5Gは日本では2020年春にサービス開始となる。

どんな未来が待っているのか、非常に楽しみである。

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この記事を書いた人

文系で日本史専攻→システムエンジニア
情報処理安全確保支援士・AWSSAP
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