時間の使い方を忘れた若者たち~SNSの光と闇~

SNSが生活の一部となっている現代では、憧れのモデルや好きな俳優などの情報やファッションが簡単に入手できる。そして、今はやりのものにもいち早く関わることができる。

自分もその流れの一部になろうとする人が大勢いる。

自分自身をブランド化したいこの時代の人たちにいいたいことがある。

この時代が息苦しく感じる理由はここにある。

 

 

 

 

スマホの普及は生活を一変させた。

今まではテレビが時代の最先端だったのが、SNSが時代の最先端になった。

芸能人だけがブランドだったのが、SNSやネットでの活動家がブランドを確立している。

この変化が意味するところは非常に大きい。

言い換えれば、誰でもブランド力を得ることができる時代になったということ。

これは、芸能人を目指さなくてもブランド化できる、有名になれるチャンスがあることを意味し、SNSやネットという身近なツールへ使う時間がスマホ普及前に比べて格段に伸びた。

特にSNSなんていうものはスマホ普及あってこそのツールだ。若者を中心にテレビを見なくなり、もっぱらSNSとネットの世界に使う時間が伸びる。

SNSでの著名人が時代をつくり、それを真似たりアレンジしたりしたものがSNSで流行る。そこから新たな著名人の卵が注目される。

このサイクルのなかで、人々は自分自身もこうなりたいという願望があり、彼らを模倣する。そう自覚していなくても、頭のなかで今のトレンドというものは自身の行動に影響を与えている。

 

 

 

 

 

 

 

もうひとつこのブームがもたらしたものは、身近な存在という概念である。

実際には身近にはいないのだが、ネットを通して、北海道でも沖縄でも海外でも、いろいろな人を身近な存在として感じることができるようになった。

スマホをみればその人の近況がすぐにわかる。何をしているのか、どこにいるのか、誰と遊んでいるのか、ましてや進路などもまるわかりだ。

これは非常に素晴らしいネット化社会の成し遂げた業績であり、SNS製作者らが夢見た世界そのものである。

しかし、これによって人々が「他人」を強く意識するようになった。

これまでは自分のために使っていた時間を、他人(友人)の近況状況のチェックや他人(モデルや俳優)の活動や宣伝などをみて楽しむ時間に割くようになった。

 

 

 

 

 

 

 

私はこの現状が危険だと警鐘をならしたい。

いま出てきた登場人物のなかで、すでに人間が二極化されてきている。

活動や努力をするのに時間を使い、それをSNSなどで発信する側と、自分の時間をその人らのSNSを見るのに使うその他大勢の側である。

最近では、インスタグラムなどのSNSでの影響力を武器にお金を稼ぐ人たちが数多くいる。影響力というお金の稼ぎ方ができたのだ。それに対して彼らが時間を使うのは大変有意義であり、豊かな生活も今のところ保証されている。

しかし、その他大勢に側はどうか。

その時間の使い方は果たして正しいのかと警告せざるをえない。最近では一日に何十時間も動画をみて過ごす人が多くなってきているようだ。その時間の使い方は正しいのだろうか?

最近は自己責任社会でもある。このような発言をすれば、

 

「そんなの個人の勝手じゃないですか。何をしてもその人の自由ですよ」

「私はこの時間の使い方に満足してます。これが私の趣味です、ほうっておいてください」

 

などとぬかす輩が後をたたない。

彼らは自由という言葉に憑りつかれていて何かあれば自由自由いってくる性質を持ち合わせている。

一言いいたい。

あほか。と

 

 

 

 

 

 

 

このままではほんとうに自分が成長するための努力に時間を使うということを忘れてしまう。

私がいいたいのは時間の使い方を間違えるなということだけである。

スマホの画面に憑りつかれていようがいまいが別に関係ない。その見る時間をつかって何をしているのかについて言っている。

私たちの一日は睡眠、通勤通学、仕事、学校、食事、入浴などで大半の時間は使ってしまっている。自分のために使える時間はごくわずかにすぎない。

ただ勘違いしないでもらいたいのは、これは今に始まったことではないということ。鎌倉時代にも自分のために使える時間は睡眠や仕事などによりほとんど残されていないといった随筆が書かれている。

世の中はそういうものなのだ。しかし、その中でも「自分のために」時間を使った人はその道の成功者となる。SNSで見られる著名人なども「自分のために」時間を使った結果、成功しているのだ。

もしあなたがその他大勢に入ってしまっているようなら、「自分のために」時間を使って欲しい。

自分のために使えるわずかな時間を、「自分のために」。

そうでないと、60歳になったときに、自分は誰の人生を歩んできたのかと分からなくなってしまうよ。

 

 

 

 

一日の貴重な残された時間は、自分のものだ

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この記事を書いた人

文系で日本史専攻→システムエンジニア
世の中の役に立つシステムを開発・導入してます。
本ブログでは社会人に役立つライフハック術を発信しています。
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