価格弾力性とは価格の変化に対して、需要量や供給量が、どれだけ変化するかを測る尺度のこと。
価格弾力性
価格の変化に対して需要量と供給量がどれだけ変化するかを測る尺度のこと。
・需要の価格弾力性
→価格変化に対する需要量の変化率
・供給の価格弾力性
→価格変化に対する供給量の変化率
需要の価格弾力性
「価格に対する需要の変化率」
→適切な価格設定の指標となる。価格を上げても需要はあるか?
→商品の魅力度を推し量る。いくら価格を下げても需要がないことも。
価格弾力性の求め方
需要の価格弾力性=需要量の変化率/価格の変化率
ex,需要が15%減で価格が10%増の場合、価格弾力性は1.5となる。
価格弾力性の使い方
価格弾力性が1より大きいか小さいかで需要が価格に左右されやすいかを判断する。
・弾力性>1
→弾力的であり、価格変化に対する需要量の変化が大きい。
・弾力性<1
→非弾力的であり、価格変化に対する需要量の変化が小さい。
需要の価格弾力性の決定要因
・必需品と嗜好品
必需品=非弾力的
→多少価格が上がっても購入せざるを得ないため需要量はあまり変化しない。
嗜好品
→なくても困らないため、価格が上がれば需要量が減る。
中にはたばこのように嗜好品でも価格弾力性が非弾力的な中毒性の高い商品もある。
・差別化しにくい商品の競合数
競合商品が少ない=非弾力的
→ある病気の特効薬などは需要は価格の影響を受けにくい。
競合商品が多い=弾力的
→日用雑貨などは価格の上昇により需要の低下につながりやすい。
価格弾力性は様々な要因に影響を受ける。
中には、宝石や高級車などステータスやシンボルとなる商品は価格を上げた方が需要が増す場合もある。
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