マーケティングの超基本製品ライフサイクルとは?

製品ライフサイクルとは、製品の置かれたステージの顧客・競合の特徴、自社課題を知り、マーケティング施策に活かすこと。

 

製品ライフサイクル

製品ライフサイクルは以下のステージに分かれる。

・導入期

製品が市場に広まっていない段階。認知度が低く売り上げが見込めない。

競合が少なく、顧客に製品を理解してもらうためにコストをかける。

利益は少ない。

・成長期

より多くの顧客が製品の特長を理解し始め利用者が増える。利用者の増加に伴い利益が上がる。

新規参入が増える。導入期よりコストをかけなくても売れる。

・成熟期

ほとんどの顧客が製品を利用している。認知度が上がり低コストで提供できるため新たにコストをかけて新規参入する企業は減る。しかし競争は激しくなり販売価格が下がり利益が減る。

・衰退期

新たな市場の流れが起こり売り上げ、競合が減っていく。売り上げが減少するがコストは変わらないため利益も減る。

 

5つの顧客タイプ

・イノベーター

導入期に購入するマニア。新商品が出るとすぐに試すユーザー。全体の約2.5%

・アーリー・アダプター

新しいものが好きな人たち。マニアの様子をうかがい新商品の将来性を予測し、製品を評価、発信するオピニオンリーダーとなりのちのユーザーに影響をあたえる。導入期から成長期に購入する。全体の約13.5%

・アーリー・マジョリティ

オピニオンリーダーの評価をもとに購入する一般大衆。成長期に購入する。全体の約34%

・レイト・マジョリティ

アーリー・マジョリティの反応をみて購入する一般大衆。成熟期に購入する。全体の約34%

・ラガード

最も保守的な人々。衰退期に購入する。購入しない場合もある。全体の約16%

 

製品ライフステージによって顧客のタイプも異なる。

 

効果的なマーケティング施策

導入期 成長期 成熟期 衰退期
製品認知 ブランド ブランド・ロイヤリティ 選択的
製品戦略 基礎開発 ライン拡大 差別化 ライン縮小
流通戦略 限定 チャネル拡大 重点チャネル化 選択・限定
価格戦略 高い やや低い 最低 上昇
販促戦略 教育啓蒙的 特徴の強調 実利的手段 効果の減退

 

製品ライフステージごとに効果的なマーケティング施策が異なる。

 

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