参院選投票率48%!民主主義は本当にもう終わりかもしれない。

ひとりごと

以前、日本の民主主義はもう限界かもしれないという記事を書いた。それについて、興味深いデータが今回の参院選で出た。

2019年7月21日に行われた参議院選挙の投票率が48%だった。

なんと投票した人の方が少数派だったのだ。

民主主義とは言えないこの事態はなんとかしなければいけない。

 

そもそも、何故投票することが大切なのか。

それは日本が民主主義国家だからだ。

 

民主主義(デモクラシー、民主政、民主制)は、組織の重要な意思決定を、その組織の構成員(人民、民衆、大衆、国民)が行う、即ち構成員が最終決定権(主権)を持つという政体制度政治思想である   (wikipedia)

 

民主主義はWikipediaで上のようにまとめられている。要するに日本とういう組織の構成員である私たち一人一人が、日本の意思決定をする。そういう制度というわけだ。

そしてその民主主義が維持される装置として選挙がある。

私たちは選挙によって日本の意思決定を行う。つまり選挙は政治そのもの。日本の政策そのものである。

 

 

しかし、今回の参議院選では民主主義が成り立っているのか疑問的な結果となった。

投票率が48%だったのだ。

投票した人よりも、投票していない人の方が多かった。この結果では、民衆の意志は反映されていないと考えるほうが正常だろう。

この状況で政治が動いたところで、民主主義国家と呼べるものではないのが現状だ。

 

 

理由は多くある。

代表的なものは

・選挙にいく時間がない。

・政治に関心がない。

・いい政党がない。

このあたりだろう。

これらが原因なのであれば解決策はそれぞれ考えることができるのだが、考えれば考えるほど民主主義制はもう成り立たないのではと思ってしまう。

 

 

まず、選挙にいく時間がない事に関しては、インターネットで投票できるようにすれば改善できる。投票率も50%を超えることはさして難しくない問題だ。法を変え、インターネット投票をはやく導入すべきだ。

しかし、政治に関心がない、良い政党がない事に関しては非常に大きな問題だ。サラリーマンとして生きていく上で政治に関心がなくても日本が回っていると感じられるため、こういう事態になっているのだと思う。民衆と政治との乖離が非常に大きな問題なのだ。

現状では、政治家の子どもは政治家という流れが多い。普通の家庭で生まれ政治家を志すという例は珍しい。この流れが続くとどうなるか。政治は政治家の人たちがやってくれるから私たちは普通に生きよう、という具合になる。そしてその現象は現在まさに起こっている。

封建制の時代に王様一族の世襲的支配が嫌で民衆による政治を求めた結果、民主主義を勝ち取ったにも関わらず、日本国民は結局政治を政治家一族に世襲制で任せてしまっている。安倍晋三首相はどんな家系の人物か、麻生財務大臣はどんな家系の人物か。もちろん政治家一族の末裔である。

 

 

これでは誰のための、何のための民主主義か理解に苦しむ。もはや日本の民主主義は機能不全に陥りつつある。

私は民主主義が良いとも悪いとも言わない。ただ、それが現在の制度という事実を認めているだけだ。しかし、民主主義の現状については警鐘を鳴らしたい。

この機能していない制度で国を回して良いのか、と。

近い将来、民主主義を巡って革命が起きることを予想している。なぜなら、歴史はこういうタイミングで革命が起こってきたからだ。

現体制が維持できなくなると新たな体制にとって代わられる。もしくは改善し体制を維持する。

どちらに転ぶにせよ、いずれ民主主義の是非を問われる時代がくる。

あなたは、民主主義についてどう思いますか。政治の在り方についてどう思いますか。あなたの意見に似ている人が多数現れれば、それが新たな制度になるでしょう。

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