文系か理系かが人生を決める。先輩からのアドバイス

あなたは今、理系か文系か悩んでいるからこの記事にたどり着いたのでしょう。

結論から先に言うのが性格上合っているのだが、この悩み対してはあとで結論を述べることにする。

 

まず、理系文系選択というものは非常に大切な選択であると理解してほしい。あなたの人生はここで半分以上決まると言っていい。

理系ときくと、なんだか計算や方程式をいっぱい覚えて解いていくんだろうな。という印象だろう。計算やロボット、宇宙や化学が好きな人は迷わずこちらを選ぶだろうが、それらに興味ない人は敬遠しがちである。その印象はおおむね正しいと思って良い。数学的思考で考えていく人生となるだろう。

文系についてはどういった印象があるかわからないが、理系に行きたくない人が選ぶところと考えて良い。もちろん、なかにはCAになりたくて語学を学びたいから、歴史の謎を解き明かしたいからなど夢を追いかけて選ぶ人もいるが、具体的に夢が定まっていない人で理数系が苦手な人はこちらを選びがちだ。

文理選択は高校時代に行われるが、あまり考えなしに文系に進む人があまりにも多すぎるのが現状だ。気の合う友達が文系だからという理由で何人もの人が文系の人生を歩んでいる。文系の人生を否定したいわけではない。しかし、理系の進むこともしっかり考えてみてほしい。

 

 

はっきり言うと、世の中は理系が動かしている。最新テクノロジーも、革新的サービスも、インフラ関係もロケットもインターネットも、全て計算され尽くしてできている。理系の人なくして世の中は回らない。

文系の人の仕事というのは、理系の人の計算のもと創造された設備や電車、サービスをお客様相手に提供するのが役目となる。企画や現場、総務にしても全て商品がなければ始まらない。それに、そういった仕事は別に理系の人でも問題なくできるものである。

理系の人が重宝されるのは何も現代の不平等という問題ではない。紀元前から数学者や物理学者なる人は国家に重宝されてきた。江戸時代をみても物理学者や数学できる人は重役につけた。幕臣であった彼らは明治新政府にも登用され活躍した。理系の人なくして世の中はどうしても回らないのは紀元前からずっと同じである。

こうした世の中で、理系を学べる機会が誰しも共通してあるのはなんと素晴らしいことか知ってほしい。学びたくても昔は身分の差などで学びたくても学べなかった。現代においても貧困に苦しむ国の人は学校にも行けていない人がいる。そうした中で、日本は誰しもが学べて、かつ理系に進むチャンスが平等に与えられているのだ。

 

私は理系に進むことを強く勧める。

これは文系に進みたい人を非難しているわけではない。文系でやりたい夢があるなら思い切り追いかければ良い。しかし、深く考えもせず文系を選択しようとしている人に理系の道も考えてほしいからこう言っている。

 

世の中にはまだまだ理系の人の革新的な発見が待たれている分野はたくさんある。

宇宙・科学・医療などはその最たる例であり、特に医療はこれからの人生100年時代でさらなる飛躍が必要だ。夢が見つからないと言っている人は、夢と出会えるチャンスの宝庫である。文系に進んで就職前になって自分は何がしたいんだろうと言っている人は本当に多くいる。そんな人にならないでほしいと心から願う。

 

ちなみに、私は文系に進み、歴史を専攻した。歴史を学んでいるうちに、物理学者や数学者たちがいかに時代を変えていったかを痛感した。好きな事を学べていたが、理系の人しかできない事があることを知った。勉強を始めるのに遅いということはないが、大人になってからでは学びたいことも学んでいる余裕はなくなる。文理選択の今が理系の道に進める一番いいタイミングである。

理系を全く考えていなかった人に、理系の道を考える機会となることを願う。

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