結婚は無謀な行為だ。夢と希望を見ている人が陥る罠

結婚はまるで人生の幸せの絶頂のようなイメージを人々にもたせる。

〇〇歳までには結婚したい、子どもは何人で、休日は家族で~へ行って。

結婚の二文字は我々に夢を見させてくれる。が、実際はそうではない。結婚がいかに無謀なことであるか、ここで警鐘をならしたい。

 

最近は共働きの夫婦が多い。とても夫一人では家族を養えないからだ。悪い意味で言っているわけではなく、事実として確認するために記した。

例えば20代で結婚するとする。20代後半もしくは30代前半で子どもができた。そのあたりの日本人の平均年収は373万円である。ボーナスを一回三か月分として二回、含めて計算すると額面は20万ほどになる。もちろん手取りはもっと落ちる。そこから家賃・食費・光熱費・スマホ代などを引くと手元には多く残らない。夫婦二馬力だとして、ようやく教育費を出せるかどうかといった生活になる。子どもにお金を使うのは当然のことであり、子どもはひとつの命である。教育次第ではひとつの命が未熟なまま終わりを迎えることもあり得る。

ならば子どもを作らなければいいじゃないかという話になる。それならば問題ないだろう。ネックである教育費に加え、子どもを育てるには何かとお金がかかる。子どもを作らなければ結婚してもお金には困らず生きていけるだろう。

少子高齢化社会は着実に進んでいくが、若い日本人はお金がないので子どもなんてつくっている余裕はない。少子高齢化を止める術はない。我々が年老いた時は、今のような老人ホームではない何かが老人用施設としてサービスを提供しているだろうが、高齢者で溢れかえっていることは容易に想像できる。

しかし、子どもをつくらないとなると結婚をする意味というものがわからなくなってくる。パートナーと共に人生を歩んでいきたいと言う人がいるが、結婚せずとも歩んでいけば良い。結婚という、お互いを縛る鎖をわざわざかけなくてもいいじゃないか。結婚しないと他の人のところへ行きそうな人は、結婚してもそうだし、そうでない人は結婚しなくてもあなたの隣にいるだろう。

結婚式をするにしても金がかかる。私は結婚式は賛成派である。理由はこちらの記事に詳しく述べたので割愛する。

 

 

 

若いうちは結婚式で何百万も使えばその後しばらくは質素な節約生活が待っている。

事実婚なるものがあるが、それこそやる意味を問いたいものだ。籍を入れることがそんなに特別のようには感じない。これもお互いを縛り合っているように見える。

 

 

ではお金のできた30代後半以降に結婚すればいいのでは?となるが、結婚相手は自由に選べる歳ではなくなっているだろう。年上好きという人は確実に存在しているが、逆を言えばそういった人かもしくは同世代と結婚することになるだろう。若い人と結婚できれば良いが、決して若いとは言えない二人が結婚となると、お互い理想の人ではないことは分かってしまう。もちろん、そうして幸せになっている人もいるが、例外的であろう。

こうなると、いよいよもって結婚できない。子どもを育てられない。家庭を築くことを夢にしていた人は現実を見る事になる。

中には若くして結婚して子どもも設けるカップルがいるが、例に漏れずキツキツの生活を送っている。

日本で結婚、そして子育ては無謀といえる。

 

 

結婚に夢見過ぎない方が良い。

結婚する際は結婚する目的をしっかりもって決断し、子どもをつくる際は教育費をどうするか、大学まで行かせてあげられそうかを計算する。

でないと、いつか必ず「こんなはずじゃなかった」と思う羽目になる。そうなってからではすべてが遅い。

 

 

世の中何をするにもお金がかかる。結婚はしなくても生きていける上に夢みていると危険だということを知り、人生設計をしよう。

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