ガキの頃の自分は、今の自分を見てどう思うだろうか。
今の自分は、ガキの頃の自分に胸を張って幸せだと言えるだろうか。
人生とは、夢とは、幸せとはなんだろうか。
これは生き続ける限り決して埋まらない心の1ピースである。
ある人は言う。人生は夢だらけだと。
またある人言う。人生は地獄のなかの地獄であると。
仕事をやめたいと言う。
理由は人それぞれ、やめたいなら辞めてしまおう。
仕事をやめたいけれど、辞めたらその後が心配という。
ならば次の稼ぎが見つかるまで続けてみよう。
しかし今の日常を送っていたらおかしくなってしまうという。
ならば今すぐやめてしまおう。
しかしまた次から次へと逆説がでてくる。
仕事をやめる、続けるという人生にとって重要な決断を他人の意見で決めていいのかと思う。
人生は「ひとり」という事をよくわかっていない人がいかに多いか。
「ひとり」で生まれ「ひとり」で生きて「ひとり」で死んでいく。それが人生というものだ。
人生の決断は「ひとり」で行った方が絶対にいい。
なぜならば、人にアドバイスを求めたところで、「自分のやりたいことをやった方がいいよ」という類の返答しか返ってこないからだ。そもそも、他人はあなたの思想もスキルも理解していない。ちゃんとした返答できないのも当然だ。
決断は「ひとり」で。
深呼吸をし、姿勢を正し、目を閉じる。
そこは、「ひとり」の世界の入口である。
その世界で自分「ひとり」の人生を、自分自身と相談して決めたらいい。
相談相手は自分自身だ。自分「ひとり」の人生なんだから当たり前である。
そうすれば、ひとりですっと立っている魅力的な人になれるだろう。
怖いから他人と群れるのではなく、「自立している」とはそういう人間を指す言葉だ。
われ思う、ゆえにわれあり デカルト
哲学者デカルトの言葉。
自分で考えてはじめて自分が存在するといっている。
まさにその通りだと思う。周りに意見を求め、それに従っているようでは誰の人生かわからない。が、間違いなくそれは自分の人生ではない。
いまの世の中は比較地獄である。
「あの人の家庭はああで、あの人のお給料はこうで、あの人の車はあれで・・・」
「ひとり」で考えることを教えられていない人は比較地獄の中で生きることになる。
あの人はあんないい家に住んでいる!僕たちも将来あういう家に住みたいな。と思う人のなんと多い事か。
友達が多かったり、仲間意識が強かったりすることを良しする教育。
「ぼっち」「孤独死」など「ひとり」で居ることが悪のように見せるメディア。
そんな環境で生きていれば比較地獄の人生を送る人が多いのも仕方がないことかもしれない。
しかしあなたは、あなた「ひとり」の人生を送れることを、この記事をみて知った。
すべてはあなた「ひとり」の決断に委ねさえすれば良い。
さいごに、
一身独立して一家独立する。
一家独立して一国独立する。 福沢諭吉
「ひとり」を「個の自立」ととらえた福沢諭吉の言葉。
私はこれを一身独立して、ようやく一家を持つに値する人間になると解している。
そして独立した個人が最終的に強い国家をつくると。
今の日本はダメだと言われて久しい。それはそう言っている当の本人でさえ自立していないからだ。
彼の創設した慶応義塾大学の理念は「独立自尊」。
仲間意識や集団意識大好きの今の風潮に騙されず、独立した人間になってほしい。
仕事をやめるにしても続けるにしても、「ひとり」で考えないことには意味のないことだと思う。
「ひとり」で決断した先に、あなたの未来は開ける。
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