宇宙のはじまりとは「何」だったのか

宙のはじまりは何だったのだろうか。

人類はこの答えに永遠にたどり着けないかもしれない。

しかし、私たちは確実にこの宇宙の中で生きている。

今一度考えてみたい、宇宙のはじまりについて。

 

 

 

 

世の中にはこの疑問を持つ人間が数多く存在している。

そのうちの一部は天文学者などになり、人生を捧げてこの疑問と対決するだろう。

しかし、この疑問が解明される日が来るとは到底思えない。

 

 

 

 

一般的に、宇宙はビッグバンにより始まったとされる。

宇宙は最初火の塊だったとか、別次元から確率の壁を越えてきた原子によって引き起こされたとか説は様々である。しかし、ビッグバンによって宇宙の膨張が始まったとするのが現在の主流になっている。

宇宙は現在も膨らみ続けているとされるが、その中に私たちの住んでいる地球がある。

 

 

 

 

 

宇宙の誕生や、地球の誕生、生命の誕生など、この世の始まりについては様々な説があり面白いので専門家などの本を読んで勉強してみてほしい。

しかし、その中で科学的に説明ができないのが、宇宙の誕生と生命の誕生である。

このどちらにも「神の一撃」が必要なのだ。神の一撃とは、言葉の通り神の力が働かない限り説明できない現象である。

例えば宇宙の誕生については、ビッグバンを起こす衝撃なり分子なりが必要になる。しかし、ビッグバンが起こる前は宇宙がない無の状態のはずであるから、ビッグバンをどう起こすかが解明できない。そこで「神の一撃」理論を適用するしかない。そしてビッグバンの後にも天体の元となるガスや塵など、の元となる分子はどう生まれたのかも説明できない。そもそも宇宙が出来る前、すなわちビッグバンの前は何があったのか、もしくは何もなかったのかも分からない。

この宇宙そのものの起源についての「0から1」を考えるには「神の一撃」が欠かせない。

 

 

 

 

 

 

もう一つ、生命の誕生について。

地球の動物の誕生についても諸説ある。はじまりは地球にある分子などが紫外線などの影響によって生物のはじまりであるバクテリアが誕生した、というものや隕石によって生命体が飛来した(これについは生命体の誕生そのものの解決にはなっていない)などの説がある。

まずそもそも宇宙が誕生した時点で生命が存在していなかったかも分からない。もしかしたら宇宙の前に生命が存在しており、彼らが「神の一撃」すなわちビッグバンを起こした可能性だってある。

どちらにせよ、地球の生命体の誕生を考える上で、主流のバクテリアが生命体の祖という説をとってみる。

バクテリアは単細胞生物である。進化論ではそこから多細胞生物、魚類、両生類、爬虫類、鳥類・哺乳類、サル、ヒト、ホモサピエンスへ進化したとする。

生物学の鉄則は、「生物は生物からのみ生まれる」というものである。しかし、最初のバクテリアの誕生については、この鉄則は唯一破られている。ここでもやはり「神の一撃」がなければ無生物から生物が誕生したことは説明できない。そもそも、私たちは当然のように心、つまり感情をもっているがこの心というものも生物のどこから持っているかもわからない。心の誕生にも「神の一撃」が必要だ。

 

 

 

 

 

このように宇宙や生命の誕生、つまり「0から1」には神という存在が不可欠のように思える。

私は無宗派だが、宗教というものは様々あれど神とされる存在がある。現代では科学の発達により地球上の様々な現象(雨・台風・地震・噴火・豊作、不作など)が解明できる。しかし、中世以前はこれらはまるで謎の現象であったため、もっぱら神の仕業とされてきた。人間は原因不明の現象を神という存在で正当化する生き物なのだ。

現在よりも過去の人間の方が宗教や神を本気で信じていた理由はここにある。

そういう視点でみると、科学の発達によって神という存在が薄れて行っている現代において宇宙の始まり、生命の始まりは唯一の「神の一撃」を使わないと説明できない現象なのかもしれない。

とは言っても、私は宗教そのものをバカにしてるわけではない。

聖書の創世記には面白い記述がある。創世記では、初めから存在する神が、宇宙・地球・生命・人類を6日で創造したと記してある。この創生の過程、特に生命と人類の進化の過程は現在の進化論と矛盾しないのだ。魚類から人類へと進化を遂げる課程までも同じである。

何万、何億分の一の確率である変異を遂げ続けて生物は進化を重ねたという進化論よりも、初めから存在している神(ここでいう神は宇宙誕生以前に存在している生命体)が宇宙そのものをまず作り、地球、生命体を創造したとするほうがあり得るのではないかとさえ思えてくる。

 

 

 

 

 

 

宇宙の誕生に欠かせない「神の一撃」。

科学が究極まで発達し、ビッグバンなどすべての始まりを解明した時点で、「神」という概念は人類から消え去ることとなるだろう。

また逆にいつまで経ってもそれらが分からない場合、「神」は人類の中で残り続け、宇宙以前から神が存在し全てを創ったことが真理となるだろう。

しかし、それらは現代に生きる私たちにはまだまだ先の話である。

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この記事を書いた人

文系で日本史専攻→システムエンジニア
世の中の役に立つシステムを開発・導入してます。
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